ハイヒールだけが足に悪い靴ではありません。
ぺたんこ靴ならいいと思っていませんか?
スニーカーならいいと思っていませんか?
ぺたんこ靴に代表される、バレエシューズは、ヒールがなく、やわらかいため、足が楽に見えるかもしれません。
でも、それだけの基準で靴を選ぶのは危険です。
スニーカーも、決して全てが足にいい訳ではありません。
良かれと思って、バレエシューズやスニーカーを選んでいた方は、ぜひ、最後までお読みください。
バレエシューズが足トラブルになる原因
一般的に、バレエシューズとは、ヒールがなく、靴底(地面に接する部分)が薄く、甲が浅いものをいいます。
靴底の薄い靴の多くは、クッション性がないため、地面からの衝撃が足にそのまま伝わります。
硬いアスファルトから伝わる衝撃は、なんと、体重の3~5倍!
足に3つのアーチがしっかりある「健康な足」ならアーチが衝撃を分散してくれますが
そうでない足は、角質、タコ、魚の目、外反母趾、内反小趾、膝痛、腰痛、肩こり、首こりなど、様々な症状を引き起こすことになります。
また、甲の薄いくつは、脱げやすいため
靴が脱げないように、指を使わない「ペタペタ歩き」なります。
このような歩き方は、ふくらはぎが使われず、脚がむくみ、疲れます。
そして、足の指が使われず、アーチが崩れます。
スニーカーの正しい履き方、選び方
最近、スニーカーを履いた女性が目立ちますよね。
でも、足に痛みがあって、足にやさしいスニーカーを選ぶなら、紐のあるもの、足の幅に合ったもの、クッション性のあるものを選んでください。
そして、見落としがちな、大切なこと。
靴紐を結んだまま脱ぎ履きをしないでください。
面倒な気持ちは分かりますが
するっと履ける、ということは、するっと脱げるんです。
スニーカーは感じにくいのですが、靴の中で足は滑っています。
足が靴の中で滑ると、かかとが抜けて脱げやすくなるため、気付かぬうちに、脱げないような歩き方になります。
このような歩き方は、足に余分な力が入るため、疲れたり、指が使われないため、アーチが潰れる原因となります。
スニーカーは、履く前に靴紐は緩めて、かかとに足を寄せ、しっかり紐をしめましょう。
どんな靴にも言えることですが、スニーカーの場合も、ワイズ(横幅)が広すぎると、足がつま先側へ滑り、角質、タコ、魚の目、巻き爪、外反母趾など様々な症状を引き起こす原因となります。
足の幅が狭い自覚のある方は、スニーカーにもインソール(靴の中敷き)を入れることをおすすめします。
元々入っているインソールは、ほとんど機能がない、「おまけ」の場合も非常に多いので
外せるものは外し、足に合ったものに入れ直すか、新しいものを追加するとフィット感やクッション性がグッと増します。
スニーカーの場合も、サイズだけでなく、足の幅に合ったものを選ぶようにしてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。