テレビなどでよく見かける「履くだけでマイナス〇センチ」というストッキングのCM。
気になった方も多いかと思います。
嘘だと思いながらも、履くだけで細くなるなら履いてみたいですよね。
結論から言うと、
履いている間は細くなっています。
そして、履き続ければむくみにくくなるので脚は細くなる可能性があります。
あのCMのようなストッキングは、着圧(正式には弾性)ストッキングといい、通常より圧力の強いストッキングで、むくみを予防してくれる効果があります。
元々は医療用で、血栓の予防や、下肢静脈瘤の治療に使われていたものを、最近では、むくみ予防に広く使われるようになりました。
着圧(弾性)ストッキングでむくみが改善される理由
まず、むくみとは、老廃物や古い血液、余分な水分などが体内に溜まり、巡りが悪くなった状態で、脚は心臓から1番遠く、1番下にあるため、何もしなければ健康な人でも起こります。
この、老廃物や古い血液、余分な水分は、リンパや静脈によって上半身に戻されるのですが、リンパや静脈は自分の力で流れることはできず、ふくらはぎのポンプによって押し流されます。
そのため、座りっぱなし、立ちっぱなしなど、ふくらはぎが動かない状態が続くと、巡りが悪くなり脚はむくみます。
それを改善してくれるのが、着圧(弾性)ストッキングです。
脚に強い圧力をかけると余計に脚がむくむのではないか心配される方も多いのですが、
足首>ふくらはぎ>太もも と、上に行くに従って圧力が弱くなるように作られているため、足首から太ももに向かって老廃物が流れる仕組みになっています。
着圧ストッキングなら何でもいいのか、というとそうではなく
足首の静脈の圧力は、20~30hPa(ヘクトパスカル)なので、それ以下のものでは効果は薄くなります。
また、横になっている間は、心臓と足が同じ高さになるので、健康な状態なら、むくむことはありません。
昼間のむくみを寝ながらケアするより、起きている間に履いて、最初からむくみ予防した方が良いのではないかと思います。
着圧ストッキングをおすすめする理由
むくみや脚の太さ、冷えなどでお悩みの方に、私は必ず着圧ストッキングの着用をおすすめしています。
私はサロンをオープンするまで、下肢静脈瘤専門クリニックに勤務していました。
そこで初めて弾性ストッキングに出会うのですが、締め付けが苦手で、むくみの自覚もなかった私は、家で履いて職場で脱いでいたのですが、慣れてくると段々長い時間履いていられるようになり、ストッキングを履かない休日の方が脚のだるさが気になるようになりました。
サロンのオープンにあたり、弾性ストッキングの取り扱いをしたく、色々なメーカーのものを試したのですが、求めている圧力、透明感、毎日履ける値段の3つをすべてを兼ね備えたものになかなか出会うことができず、やっと出会えたものが、現在取り扱っているものです。
サロンで取り扱っているものは、ドイツ製の医療用ストッキング編み機でつくられており、この編み機がある工場は日本では1社のみです。
試された方は、初めはその圧力の強さに戸惑うのですが、履いてしまえば、逆に引き締まって気持ちが良く、苦しいといった声は聞いたことがありません。
エステやクリニックでは、このようなストッキングは通常1万円以上で販売されています。
中には、片側だけ履くと顔半分が引き上がる、などの効果を謳って数万円で販売されているものにも出会ったことがありましたが、個人的には怪しいと思っています。
残念ながら当サロンで扱っているものに、このような効果はありませんが、医療用と同程度の圧力で通常のストッキングのような透明感のものが、ハイソックスタイプなら、千円台で販売しておりますので、ご試着ご希望の方はサロンにてお声かけください。
また、着圧ストッキングは、状態に適した圧力と正しいサイズを着用していただく必要があり、通常のものと履き方が異なりますので、履き方の指導や採寸も行なっております。
脚を細くしたい方、むくみや足の冷えが気になる方は、ぜひお試しください。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。